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文献紹介:「多感覚統合の正規化モデル」

Ohshiro T, Angelaki DE, Deangelis GC.
A normalization model of multisensory integration.
Nat Neurosci. 2011 May 8.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21552274

最初と最後と Figure だけざっと眺めてみました。

視覚野の divisive normalization の枠組みを、
「前庭と視覚」のように多感覚の刺激を統合するニューロンに拡張したもののようです。
このモデルにより、 inverse effectiveness 、 spatial principle 、cue reliability の影響、
などの多感覚統合ニューロンに関して知られていた現象を再現しています。

式(2) を見ると、視覚野の「注意の正規化モデル」[Reynolds and Heeger 2009] から
注意に関係する部分を省いたものとほぼ一致するモデルのようです。
(Σの前に 1/N がかかっているところも違いますが、ここはたぶん本質ではないでしょう。)

「ニューロン応答は割り算によって正規化される」という枠組みが、
視覚刺激だけでなくより広く成り立つことを示したところに意義がありそうです。

(大脳皮質ベイジアンネット仮説の間接的証拠の1つになるので
私としてはありがたい論文です。)

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