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「ベイジアンネットを使った脳のモデル」と従来の「ベイズを使った脳のモデル」の違い

「脳とベイジアンネットFAQ」に下記の2つの項目を追加しました。

・ベイズを使った脳のモデルって流行ってますよね?

計算論的神経科学の分野でベイズを使ったモデルはたくさんありますが、ほとんどはある特定の実験データを説明するだけの限定的なモデルです。

ベイジアンネットを使った大脳皮質のモデルの論文の数はまだ少ないですが、従来のモデルと違い、脳の認識と学習の基本原理にせまる、適用範囲の広いモデルを指向している点が大きな特徴です。

ベイジアンネットは大脳皮質の複雑で多様な振る舞いを少ない仮定で計算論的にきれいに説明するだけでなく、アルゴリズムやデータ構造、それらを実現する神経回路にいたるまで、幅広く詳細な説明を与えつつあります。



・ベイジアンネットが感情を持ち得るのでしょうか?

情動に関係する脳の組織は扁桃体・視床下部・脳幹などですが、ベイジアンネットはこれらの組織とは無関係です。

情動は大脳皮質だけから自動的に生まれるものではなく、生存、種の保存、社会的生活などの目的のために皮質下に特別に作り込まれている機構との相互作用から生まれます。

将来のロボット設計者は、目的に応じて「好奇心」などの感情をベイジアンネットの外側に何らかの形で作り込むことになるのだと思います。

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