脳の発熱量と計算機の発熱量

人間1人の発熱量は 100W 、脳のエネルギー消費は体全体の 20% 、
つまり脳の発熱量は 20W くらいらしい。
私が使っているパソコンのCPUは 80W くらいだが、
もちろん全体の計算速度は脳の方がはるかに大きい。

脳の発熱量と最近の計算機の発熱量の違いから
脳の計算原理が未知のものであると考える人がいるが、それは間違い

最近の計算機の発熱の原因のほとんどはリーク電流であり、計算原理とは無関係。
なにも計算してなくても、プラスからマイナスに電気が漏れて発熱してしまう。
集積度を上げるとリーク電流はどうしても増える。
(集積度を上げなければならない理由は、1つはコスト、もう1つは高速化のため。)
参考:リーク電流 - Wikipedia

計算原理的には、0か1が書かれているメモリを消去したときに、
エントロピーが外に出るという形で熱が発生する。
この発熱量は、シリコンや脳の発熱をはるかに下回るものである。
参考:ランダウアーの原理 - Wikipedia

脳が多少低消費エネルギーであっても、
脳が未知の計算原理を使っている根拠には全くならないのである。

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