半導体の低コスト化が引き起こす社会の転換点

脳を模倣することにより、
遅かれ早かれ人間のような知能を持ったロボットが出現するだろう。
しかし、人間1人分の知能を100億円のスパコン
実現できるようになったところで、世の中は何も変わらない。
労働の自動化による社会の大転換は、
知能ロボットの主要部品である半導体の低コスト化が進んではじめて起こる。

以前にも考察したとおり、

労働の機械化で得られる利益 > 0

のとき経営者は労働者を解雇し機械化を進める。
(利益=売上-コストとする。)
新産業が生まれて雇用を吸収するかもしれないが、
その新産業も機械で実行可能であれば、雇用は生まれない。
「機械化できない産業」が生まれ続けない限りは、失業者が増え、
社会全体が貧しくなる。
機械にできることはどんどん増えるのだから、
雇用を生む新産業が増え続けることは期待できない。
社会全体が貧しくなるのを防ぐために、
政府は雇用規制などにより機械化に歯止めをかける。

しかし、ここまではあくまで過渡期においての話。
技術の進歩がさらに進むと、機械の能力が上がりコストが下がるので、

機械化で得られる利益 > 解雇した労働者への所得補償

となり、すべての人間が働くのをやめても
社会全体の利益が増えることになる。

この、転換点を超え始めるときに、
ロボットや主要部品である半導体の市場規模が爆発的に膨張するだろう。

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