ハーバード大による脳の神経回路の詳細を読み取るプロジェクト

ハーバード大による脳の神経回路の詳細を読み取るプロジェクト。
Crumb of mouse brain reconstructed in full detail : Nature News & Comment

先日、このプロジェクトの関係者の水谷氏にお話を聞く機会がありました。
脳をスライスし、解像度 4nm の電子顕微鏡で画像データとして読み取り、
ディープラーニングで細胞分別、三次元の神経回路を再構成します。
驚くべきことにこの工程のかなりの部分が自動化されています。
画像は非常に高解像度で、
シナプスの中にあるシナプス小胞のつぶつぶまでよく見えます。

10月から 1mm^3 の範囲を半年ほどかけて読み取るプロジェクトが始まります。
2ペタバイトの画像データになるそうです。

このデータを解析することで、
大脳皮質の機能単位であるコラム構造の詳細が明らかになるので、
私としては非常に期待しています。
ただし、膨大なデータの解析は容易ではありません。
現状の解析アルゴリズムと計算機リソースでは、
1mm^3 の範囲の神経回路の再構成まではできないようです。
多くの情報系研究者に、このプロジェクトに関心を持っていただきたいと思います。

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