質問への回答その1(マクロコラム・ミニコラム)

先日の大脳皮質ベイジアンネットモデルへのご質問への回答その1です。

>まず、BESOMが大脳皮質のモデルとなっているという部分に
>同意出来るかという点は学習する側としてはかなり重要な点です。
>例えば「解説:大脳皮質とベイジアンネット」のコラム構造、6層構造の意味
>の章で、6層構造のほうは確率伝播(改訂)アルゴリズムとの対応がとれている
>というのは直接的な証拠ではないものの綺麗な対応関係なのですっきり
>入ってきます。
>
>しかしマクロコラムとノード、ミニコラムと確率変数の値が対応している
>という点については十分説明がないように思います。というかこの対応を
>実験的に示せればノーベル賞かもしれませんが。これに関してもっと詳しく
>述べられている資料はあるでしょうか?

詳しく説明している資料はないです。
将来的にはここもそれなりに文献調査して根拠を固めるべきですね。
(他に優先度が高い仕事がたくさんあるので、後回しにしています。)

根拠を簡単に説明すると、
「マクロコラム=確率変数、ミニコラム=確率変数の取り得る値」という対応付けは、
V1の方位選択性コラムや
IT野の「顔の向きを表現するコラム」の知見からの推測です。
これらの知見は
「あるマクロコラム内の各ミニコラムは排他的にしか入力されない情報を表現してる」
ことを示唆しており、
それを「確率変数は離散的な複数の値のうち排他的にどれか1つだけをとる」という
特徴に対応付けています。

もう1つ間接的な神経科学的根拠としては、
側抑制と呼ばれる、脳の中でよくみられる解剖学的構造からの推測です。
大脳皮質内でのバスケット細胞の抑制の範囲を詳しく調査する必要があると
思っています。

「マクロコラム=確率変数、ミニコラム=確率変数の取り得る値」
という対応付け以外の可能性も常時模索中です。

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