全脳アーキテクチャ勉強会「脳・人工知能とアナログ計算・量子計算」

5月9日(火)の全脳アーキテクチャ勉強会は
私がプログラム担当です。

アナログ計算と量子計算の理論についてご講演していただきます。

第19回 全脳アーキテクチャ勉強会 ~ 脳・人工知能とアナログ計算・量子計算 - 全脳アーキテクチャ勉強会 | Doorkeeper

Sutton and Barto の強化学習の教科書第2版

Sutton and Barto の強化学習の教科書の英語の全文が以前から公開されていましたが、第1版の html 版は、つい最近、場所が変わったようです。ここです。
http://incompleteideas.net/sutton/book/ebook/the-book.html

また、第2版の draft pdf が公開されています。
「Sutton & Barto Book: Reinforcement Learning: An Introduction」
http://incompleteideas.net/sutton/book/the-book-2nd.html

内容がかなり追加されています。
Psychology, Neuroscience の章もあります。


なお、日本語の新しめの強化学習の教科書としては「これからの強化学習」(森北出版)がおすすめです。

近況報告

近況報告です。
BESOM の推論アルゴリズムと学習アルゴリズムを大幅に見直したものを現在設計・実装中です。

条件付確率表に noisy-OR 、ゲートノード、排他ノードの3つのモデルを採用、推論には residual belief propagation 、学習にはまともな online EM を採用します。正則化のための勝率ペナルティと側抑制ペナルティは引き続き使いますが、実装を見直します。

これがある程度まともに動くようになれば、それを使って、視覚野の一部の機能のモデルや工学的有用性を示すデモを作る予定です。

人工知能研究センターが研究職員を募集

産総研の人工知能研究センターがプロジェクト型任期付研究職員の公募を開始しましたので、ご検討のほどよろしくお願いします。

詳細につきましては下記ページをご覧ください。
産総研 : 採用情報 情報・人間工学領域の研究職員募集
産総研 : 採用情報 研究職員募集

双方向回路 QBC

この半年ほど疑似ベイジアンネット(=定性的ベイジアンネット)による認知機能モデリング手法の開発に取り組んでいましたが、
現状の説明資料を公開しました。
双方向回路 QBC による認知機能モデルのプロトタイピング

双方向回路 QBC というものを使って、視覚野、言語野等のモデルのプロトタイプを作っています。
こういう研究に関心のある研究者の方はご連絡ください。
機械学習の知識がなくても取り組めます。

計算言語学における精緻な理論の1つに
CCG(Combinatory categorial grammar, 組み合わせ範疇文法)というものがあります。
これは文脈自由文法よりは広いがチューリングマシンで受理可能なクラスよりははるかに狭い、という不思議な性質を持っています。
CCG は非常に多くの言語現象を説明するのに成功しているらしく、
脳の言語野のある側面を非常に正確に浮き彫りにしていると言えます。

大脳皮質が制限付きベイジアンネットだとすれば、
制限付きベイジアンネットを使って CCG の
構文解析や文法の学習が可能であるはずです。
それを実証するシステムの実現に向けて、かなり進展したように思います。